Adobe CC のロゴが一新 – 吉か凶か

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はじめに

こんにちは、Xyroxです。

Adobe Creative Cloud のロゴが、アップデートとともに新しくなりました。それも、ここ数年のような形、フォントの変化だけでなく、今までAdobe CC のカラフルだったロゴがかなり統一されたのです。

統一のされ方は、各アプリの用途を大まかに分けるというものです。

早速、一覧で見てみましょう。

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今までは、全てのアプリにおいて、微妙に色合いが異なっていたのが、例えば動画制作に関わる7つのアプリ

・Premiere Pro
・After Effects
・Animate
・Audition
・Character Animator
・Prelude
・Media Encoder

は全て同じ青紫色に統一されたのです。

これがどう影響するか、ですよね。

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新規ユーザーへの影響

新規Adobe CC ユーザーは、ほとんどPhotoshop、Premiere Pro、Illustratorあたりのアプリしか、色で認識していないことも多いと思います。この3つは特に、今回のアップデートで配色が大きく変わったわけでもなく、いまでも識別しやすいと思います。(Premier Proの色味が少し変わった事は確かですが、、)

そうなると、現状のように、ある程度カテゴライズされていることで、自分がやりたいことに沿うアプリがすぐわかるとは思います。

写真加工をしていると、自然とPhotoshopとLightroomを使うようになったり、XDでアプリケーションのデザイン案を考えた上で、Dreamweaverを使って実装したり。

このように、関連性を持たせたいとAdobeは思ったのでしょう。

また、この統一感はPC の画面をスッキリさせるという考えもありそうです。近年、多くのIT企業のロゴがシンプルになっていることから、Adobe もうまくその波にのろうと。

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古参ユーザーへの影響

今までAdobe CC を使い込んできた方にとってはこのデザイン変更は大迷惑。それもそのはず、Adobe CC のアプリは既に色とアプリの間の関係性が定着しており、それを頼りにアプリを開いている方がほとんどだと思います。

例えば、今までAnimateでアニメーション、Auditionで録音音声の編集を行い、Premier Pro で合体させるとしましょう。この3つのアプリを隣同士にDock に置いていた場合、

赤、緑、紫

というはっきりと違う配色になっていました。それが今や、色は全く同じなので、文字で認識せざるを得ません。

An、Au、Pr

それに、動画系のソフトウェアは、Aから始まるものが3つもあります。紛らわしい!

文字の認識より直感的にわかる色。それを頼りにしてAdobe CC に慣れ親しんできたし、イメージとして定着している以上、困惑せざるをえないはずです。

カテゴリの分け方

今回のAdobe の色分けの仕方は実際どうなのでしょう?

例えば、Adobe Fresco。Photoshop で最終的な手入れをする方もいるかと思いますが、ペイントソフトであるFresco と、確かにペイントもするけど画像加工に多く使われるPhotoshop を同じグルーピングにしていいのか。

また、Audition は動画での音声用のソフトウェアですが、用いる媒体が音声です。動画のグループに入れ込んじゃっています。

Adobe Dimension は完全に孤立。確かに、3D のレンダリングは印刷物やグラフィックに入れそうで、やはり違うと判断したのでしょう。ここはきっかり分けるんですね。

グルーピングは、どの組み合わせでソフトウェアを使うか、縛りをつける可能性もあります。その点に関しては、少し疑問です。

結局どうなの?

このデザイン変更は、Adobe によるある意味大胆な試みであると考えられます。

しかし、あまり歓迎はされていないようです。

ある人はTwitterで、

Adobe CC のロゴが全ての色を盗んだのではないか

と皮肉まじりな投稿をしていたり。笑

ミニマリストな方は、Dock が散らかって見えなくなる、と評価していたり。

デザインは大きな影響を与えかねませんね。

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