Adobe CC を無料アプリに置き換えてみる

adobe-alternativePC/Mac
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こんにちは、Xyroxです。今回は、Adobe Creative Cloud のアプリひとつひとつに、相応の使い勝手の無料アプリを紹介しようかなと思います。

Adobe の強み

シームレス

やはり、Adobe CC はこれだけの種類のアプリを1社が提供していることから、円滑にアプリ間で素材や制作物を移動させて使うことができます。今回紹介するアプリは、私の覚えている限り、アプリ開発者がバラバラなので、そのようなシームレスな体験はできない可能性が高いです。

大企業のサポート

Adobe という大企業がバックについているので、安心して使用ができます。さらに、何か問題が生じても、サポートに連絡ができるので、トラブル時はAdobe CC を使っていてよかったな〜、と思うでしょう。

大きいユーザーベース

使用している人が多いほど、知識やツールの共有が簡単。何か分からなくてもネットで調べれば攻略法が載っていることも多々あります。そのように、使い方を学びやすいという点もあります。

これらを踏まえて上で、今回はAdobe CC の値段が高すぎて払えない方や、どのようなアプリなのか分からないから、30日体験をする前にじっくり似たアプリを使ってみたいという方に、代替となる無料アプリをご紹介します。

画像・写真・イラスト編

1. Photoshop:GIMP

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Photoshopはビットマップ式エディタ。画像の加工を得意にしています。

よく、写真で体のレタッチを行い、スタイルを良くしたようなことを”photoshopped”と英語で使われるくらい知名度がありますね。

対抗するGIMPもかなり知名度があります。Photoshopとは違い、オープンソースなので完全無料。

さらに、そのカスタマイズ性や使用容量はPhotoshop を凌駕するほどで、かなり強力なビットマップ式エディタとなっています。

kただし、CMYKに対応していないので、印刷物デザインには向いていません。

2. Illustrator:Inkscape

adobe_illustrator

Illustratorはベクター式エディタです。

Photoshopとどう違うの?

Photoshop はラスタ式イメージエディタなので、jpg、pngとして保存されます。よって、画像を拡大すると、画質が落ちていきます。

Illustratorはsvgなどとして保存されます。拡大しても、画質は落ちません。

イメージとしては、Photoshop はピクセル単位、点で描いていて、Illustratorはベクタ、線で描いている、というイメージを持っていれば良いです。Photoshop は画像編集に向いているのに対し、Illustrator はアイコンやロゴなどの画像作成に向いています。

Illustrator と同様、ベクター式エディタのInkscape はオープンソースであり、全ての機能を無料で使えます。

さらに!Inkscape は先月、v1.0 が公開され、テーマ機能やツールの充実が強化されたとか。かなりIllustrator 替えとして効くのでは?

3. Fresco:Krita / MediBang Paint

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Adobe Fresco は、イラスト作成ソフトです。ペンタブなどで絵を描くときに使うソフトとなっています。比較的最近(2019年9月)にリリースされた、アプリベースのソフトとなっています。対応しているのがiPad とSurface、HP 機種の一部となっています。

置き換えとなるKrita は、クロスプラットフォーム型のペイントソフトです。こちらもオープンソースであるため、完全に無料で使えます。しかし、こちらはPC/Mac 用のソフトなので、Fresco の完全な替えにはなりませんね。

そこで、Medibang Paint です。こちらは、Medibang という日本の企業が開発したマンガ・ペイント用ソフトです。日本のアプリなのでもちろん日本語に完全対応しているのはある意味安心です。こちら、課金要素もないということで、なぜ無料なのか不思議です。広告が出たりするのかな??

MediBang Paint はさらに、iPhone/Android/PC/Mac と全てのプラットフォーム上で使え、クラウド上に作品を保存できるという便利さ。このあたりのユーザビリティはFresco 越えですね!

4. Lightroom (Classic):Rawtherapee / Darktable

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こちらはPhotoshop とよくセットで使われるLightroom。写真の加工に特化したソフトです。トーンやコントラストなどを軽くいじることは誰にでもあると思いますが、クリエイターは写真が本当に「映える」ようにこのような加工ソフトを使うこともあるみたいです。

Lightroom Classic は、PCでのみ使えて、写真をクラウドに保存しない、昔のLightroomの機能を残したソフトウェアです。こちらを好みで使う方もいるとか。機能差はほとんどないと思います。

ここは2つの代替を紹介。Rawtherapee と Darktable。

どちらも優秀の写真加工アプリですが、大まかな違いはこのような感じ。

Rawtherapee:頻繁なアップデートの安定感+多くの機能

Darktable:さっと加工ができて手軽

Lightroom とガチンコ勝負できるのは、Rawtherapee だと思います。

5. Dimension:Blender

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Dimension は3Dモデリング・レンダリングソフト。簡単に3D モデリングと、それらを画像内に配置し、レンダリングができるソフトウェアです。機能が多いというよりかは、初心者も直感的に使えるようなアプリになっています。

これはBlender が代替アプリとなります。3D モデリングからレンダリングまで可能ですが、Dimension のような直感性はなく、慣れるのに時間がかかるところがネックです。しかし、機能面では充実しています。

6. Substance:Blender

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3Dペイント・テクスチャソフトのSubstance。こちらも、Blender によって代替できます。しかし、Dimension と同様、Blender を使いこなすのにはかなりの労力が必要となります。

7. Spark – Canva

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Adobe Spark は、シンプルなグラフィック・ショートムービークリエイターです。SNS 用、ウェブサイト用のグラフィック・サムネイルを簡単に作れます。

ちなみに、Spark は基本無料で使えます。ただし、使える素材と機能が非常に限られています。また、Adobe Spark の透かしが毎回出てくるので、それをその都度削除する必要があります。

Canva はSpark に非常に似ているアプリで、どちらを使いたいかは本当に好みになります。同じように、Canva も有料版が存在し、無料の素材が限られています。しかし、チーム共有などは無料でできるので、少し機能が多めかもしれません。

動画・アニメ編

8. Premiere Pro:DaVinci Resolve

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Premiere Pro は、動画編集ソフトです。動画の切りはり、音声の追加、簡単な加工、字幕の追加などを行います。トップYouTuber の多くも愛用しているというPremiere Proですが、これにもしっかり代替があります。

Davinci Resolve はBlackmagic による動画編集ソフト。Blackmagic といえば、映画用カメラレンズやMac 用外付けGPU などを開発している企業です。

こちらは、上位互換であるDaVinci Resolve Studio が有料となっています。しかし、ほとんどの機能を無料版で使えるので、YouTube に多くあるような動画の編集であれば、全く問題なく使えると思います。

Resolve の残念な点は、Premiere Pro に比べると機能が詰め込まれていて。やや使いにくい、というところでしょうか。Adobe はひとつひとつ、アプリを使う用途で分けることで、初めて使う方にもとっつきやすくなっている気がします。

9. After Effects – Blender / NATRON

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こちらはモーションエフェクトエディタのAfter Effects(AE)。トランジションやエンドロールを自分で作成したり、後から動画に演出を加えたり、逆に消したりできる強力なソフトウェアです。

これは、今までのように1対1対応するような無料アプリはありません。。一番近いと言えるのが3Dアニメーションを作るのが得意なBlender。

また、モーションエフェクトにより特化しているのがNATRON。

しかし、この2つとAEには大きな差があります。After Effects はレイヤーベースであり、直感的にタイムラインを見ながら作業ができるのに比べ、Blender はノードベースのエディタであり、After Effects とは機能面ではほとんど変わらないものの、使いやすさは雲泥の差。

らしいです。笑

10. Animate – Wick Editor / Synfig Studio

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Animate は2Dアニメーションソフトウェアです。YouTube でよくある線画が動いているようなものは、Animate で作成されているものがほとんどです。さらには、2Dグラフィックゲームや、キャラクター作成などができるようなソフトです。

代替アプリは、2つのオープンソースソフトを紹介します。

Wick Editor はオンライン上の2D アニメーションエディタです。こちらはブラウザ上であるので、機能面は劣っていますが、デザイン性は良いです。さらに、コーディング環境が付随しているので、2D ゲームにはうってつけのソフトウェアです。

Synfig Studio はダウンロード型のソフトで、かなり多くに機能があります。さらに、それらのチュートリアルも全て動画で説明されているという親切さ!しかし、使い勝手はAnimate の方が良いと言われているので、慣れるのに少し時間がかかってしまうかも。

ウェブ・アプリケーション開発

11. Dreamweaver - WordPress

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Dreamweaver は、ウェブ開発ソフトウェアです。いわゆる、HTML、CSS、Javascript をコーディングしていくものです。Dreamweaver はWYSIWYG 系のWEBデザインアプリです。

What You See Is What You Get

デザインを編集すると、その見た目となるように、Dreamweaver が勝手にコードを書いてくれます。また、コードを編集すると、ライブビュー編集されるので、見た目の通りの結果が得られます。

良い意味で、Dreamweaver はコーディングの知識が少なくてもウェブデザインができてしまうのです。その分、トラブルが起こったら時間がかかってしまいます。

こちらの代替としては、Wordpress が挙げられるでしょう。豊富なプラグインやテーマを用いて、実質どのようなウェブサイトも作ることができます。カスタマイズ性もDreamweaver を超えるようなソフトウェアです。

12. XD:Figma

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Adobe Experience Design、略してXD は、ウェブサイト、アプリ、ゲームなどのデザイン試作をするためのソフトウェア。あくまでも、制作物のプレビューを共有するためのソフトウェアなので、実装をするにはDreamweaver のようなウェブ開発ソフトが必要となります。

実はこれ、無料で使えます!

スタータープランでは、共有できるデザインが制限、クラウドストレージが2GB、Adobe Fonts は一部のみ、という制限はあります。しかし、それ以外の機能は全部使えるので、個人でデザインをする方であれば、こちらで全く問題ないと思います。

ちなみに、代替となりうるFigma も、完全無料ではなく、無料バージョンでは、プロジェクトは3つまで+エディタは2人までとなっています。その代わり、クラウドストレージや、閲覧者は無限という点では少しXD を上回りますね。

印刷物

13. Indesign - Scribus

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InDesign は、印刷のためのレイアウトデザインソフトです。Adobe Fonts、Adobe Stock の力を存分に使えるソフトウェアですね。

オープンソースの対抗馬、Scribus は機能面、インターフェースはInDesign にそっくり。一番大きい違いは、先ほども書いたように、Fonts やStock みたいな素材の種類が少ないことでしょうね。これらは外部からダウンロードをするなどして得ないといけないです。素材は揃っている方は、Scribus でも十分かも。

音楽

14. Audition – Audacity / Cakewalk

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Adobe Audition は、デジタルオーディオワークステーション(DAW)です。音声の編集や作曲を行うことができるソフトウェアです。Ausition はどちらかというと、動画用音声の編集が用途になっているようなので、声に対する加工、修復が得意みたいです。

声を軽く編集するだけであれば、Audacityで十分です。どのプラットフォームでも対応しますし、機能は少ないですがその分わかりやすいです。

ガチで作曲をしたいという方は、Cakewalk というDAW があります。現状、唯一の「使える」無料DAW です。しかし、Windows のみの対応となっています。

メディア管理

15. Media Encoder – Handbrake

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Media Encoder は、メディア処理ソフトです。主に動画の圧縮や変換ができます。

Handbrake もほとんど同じような機能を持っています。性能に関しては、どちらかというとMedia Encoder の方が安定しているとは思いますが、変換をするにしても、特に問題が生じるわけでも無いです。

ただし、Media Encoder はPremier Pro などで編集した動画をまとめて管理できる点は、管理しやすいですね。

Adobe CC は盛りだくさん

一応、ここまでとします。しかし、Adobe CC には他にこのようなソフトも。

Acrobat DC:PDF 編集・署名ソフト

Prelude:メディアファイル管理・ログ作成ソフト

Character Animator:顔認識によるキャラクター作成ソフト

InCopy:InDesign 利用者同士での共同編集ソフト

Bridge:クリエイティブアセット管理ソフト

Fuse:Photoshop用3Dキャラ作成ソフト

逆に考えると、ここまで多くのソフトウェアを全て、1人月額1万円以下で使えるのであれば、企業が契約しないはずはありませんよね。様々なデザインを網羅的に行えるCreative Cloud。しかし、突然使い始めるにも、使い方を覚えるのに2ヶ月分のサブスクを無駄にしたくない時は、これらの無料アプリで慣れることで、ハードルも下がるのではないでしょうか。

トプ画:Hugo Hercer from Pixabay

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